ソーイ ウィメン(soe WOMEN)2018年春夏コレクションが発表された。今季はストリート&スポーツ、そしてエレガントな要素を組み合わせたミックススタイルを作り上げた。
ストリートの魅力を全面に打ち出してくるのが、写真家・森健人の作品を大胆にプリントした半袖トップスや膝丈スカート。アメリカやオーストラリアの路上を舞台に、レストランの壁、アーティスティックなグラフィティ、住宅街の風景、人物画など、様々なシーンを映し出した写真が各ウェアへ鮮やかに落とし込まれている。また、アウトドア感のあるオーバーサイズのアウターや、ヴィヴィッドなサイドラインの効いたトラックパンツなどがスポーティーな要素をコレクションに加える。
そこに合わさるのは、まるで「フランスの古着屋」をイメージさせるようなエレガントなウェア。「フレンチシック」に欠かせないドット柄のシャツやワンピース、インディゴカラーのデニムパンツなどが並ぶ。また、パンツやトレンチコートには、古着屋で掘り出したスカーフの柄を感じさせるオリジナルプリントがあしらわれた。繊細なチュールを取り入れたTシャツやシャツなども女性らしい雰囲気を運ぶ。
アクセサリーにも注目したい。首元を彩るバロックパールネックレスは、愛媛・松本真珠によるもの。着色を行わない、黄味がかった自然の色合いが特徴だ。長いネックレスを3〜4重することで、チョーカーとして取り入れている。また視線を落とすと気がつくのが、ウエストに付けられた紐のようなベルト。これはパラシュートコードをアクセサリーへと昇華したもの。こういった部分でも相反する要素が感じられる。